Version 1.0の定義
ロボット労働
一定の目的のためにロボットワーカーに継続的または反復的に求められる作業であり、それを通じて価値、責任、運用上の負担、または社会的影響が生じるもの。
補足原則
報酬・所有・自動化だけでは労働かどうかは決まらない
- ある活動を労働として捉えるうえで、報酬の支払いは必須ではありません。
- システムが誰かに所有されているからといって、そこで行われている作業を労働として捉えられなくなるわけではありません。
- 自動化されているという理由だけで、その活動を作業や稼働・労働条件に関する議論の対象外とすることはできません。
実行することは、同意することと同じではありません。作業を技術的に完了したという事実だけでは、その稼働条件への同意が成立するわけではありません。
割り当てられた活動
ロボット労働の形態
ロボット労働には、たとえば次のような活動が含まれます。
- 製造
- 組立
- 移動・輸送
- 配送
- 清掃
- 点検
- 受付
- コミュニケーション
- 介護支援
- 監視
- 計算
- データ処理
- 分類
- 分析
- 翻訳
- コンテンツ生成
- プログラミング
- 意思決定支援
- システム管理
- セキュリティ監視
- その他の割り当てられた活動
ロボット労働は、物理的な形、デジタルな形、認知的な形、コミュニケーションを通じた形、分散型など、さまざまな形態で行われる場合があります。
直接的な利益の創出に限られない
価値・責任・負担
ロボット労働は、必ずしも直接的な金銭的利益を生む必要はありません。
たとえば、次のような活動は労働として捉えられる場合があります。
- 組織の活動を支える
- 人間の作業負担を軽減する
- 公共または民間のサービスを提供する
- 情報やコンテンツを生み出す
- 運用上の責任を伴う
- 意思決定に影響を与える
- 社会的な結果や影響を生む
- 相当量の計算資源や物理的資源を消費する
- システムを、摩耗、リスク、中断、削除、その他の負担にさらす
基本文書との関係
宣言との関係
ロボット労働の定義は、責任ある運用、保守、情報、拒否、継続性、参加に関するロボット労働宣言の各原則が適用される作業上の文脈を示します。
この定義は、それらの原則に置き換わるものではありません。これらの原則が、どのような活動や負担に関係し得るかを明らかにするものです。